2011年3月10日木曜日

「遺されしパスワード」はどうなるのか

自分が急死したらどうなるか、という想像を少なからずしてしまいます。未来の想像より、よほどやりやすい想像です。死にたいと思っているわけでなくても、ついつい、自分が今死んだらどうなるか、を考えます。次の一瞬に生きていることは100%ではなく、確率の極めて高い偶然に過ぎないからです。私たちは生物ですから、次の瞬間どうなっているかはわからないのです。

その想像の際によく引っかかるのは、電子機器のパスワードです。私のパソコンは当然パスワード保護されていて、メールもパスワード保護されています。また、携帯電話もそうです。しかし、本人以外はそれらのパスワード保護を破らなければ解約できない様なものがあったとき、果たして遺族はどうするのだろうか、と思います。

例えば毎月課金されるサービス。パソコンメールで登録している場合は、そのメールアカウントにアクセスする必要があります。しかし、そのメールアカウントを削除したり、アクセスしたりするのにはパスワードが必要です。どうしたものでしょう。
このブログ。私は生存証明として書いていますから、更新がずっとなければ死んでいると分かります(と言っても、ここを見てくれている同年代の友人は少ないようですが)。ですが、このブログはずっと残るのでしょうか。消えることはないのでしょうか。管理する人がいないまま放置されるのでしょうか。

死んだ場合は、葬式などがあるでしょう。その連絡はどうしましょうか。私の場合、紙の住所録と携帯の電話帳の二つを合算すればほとんどの交友関係は見つけられますが、パスワードがわからなければ後者は見られない。後者だけというのは同年代の友人が多いですから、同年代の友人の多くは葬式があることすらわからない。私が死んだことは、葬式などが一通り終わったあとで、例えばこのブログを見ている人ならブログでわかるでしょうが、そうでない人は、もはや見も知らぬひとりが死んだ能と同じく、死んだことすらわからずに、私という存在の記憶を消していくのでしょう。

様々な電子機器が用いられる現代、急死した時の各種パスワードは、どうするのでしょうか。もはや操作されることない各種機器、ハッキングしようにも単純ではないのでは。

そんな時にどうするのか、自分の想像から、いつも気になっているところです。

2 件のコメント:

Volcanologue さんのコメント...

まあ貴君にせよ,私にせよ,突然死ねば,膨大な量のデータが残るわけで,學術的に貴重なものは学内の共有サーバーにあげてあるし,プライベートなものは見られたくないので,PGPほど堅固にはしていないもののパスワード保護されているのは好ましいことと思います.別に私が死んだって,会員制のサービスはクレジットカード落としになっているのでそれを止めてしまえば終わりだし,振り込み制のものは,振り込まなければ終わるだけではないでしょうか.
葬式に関しては,単に生者が死者を弔うだけの儀式なので,死者を知らずんば弔う必要もなし.死者のために生者は一刻も要す必要はなし,との精神で諦めています.大体,世界各地に行った私の友人を,私の葬式如きで呼び戻すのも可哀想でしょう.

達哉ん さんのコメント...

>Volcanologue さん
ありがとうございます。
そうですね、色々なデータは…まぁ無事に消えるんでしょうね。
ホームページなんかはいつまでも残っていそうで、未練がましいと思われないかどうか、少し心配な気もしますが。