2010年7月12日月曜日

ちょっと調べればかけること

先日書いた教養レベルのハッキング講座、「セキュリティを怠っているパソコンがどれほど怖いものか実感する」ことを目標としたものですが、これに関する文書を作成していて気づいたのが、自分で体系だって勉強したような記憶がないものでも、色々な方面で勉強していると、少し調べるだけでまとまったものがかけるようです。

もちろん、きちんと勉強しているアルゴリズムほどの水準で書く事はできませんが、関連して学習してきた分野に関しては、多少本を読み込むだけで、多少調べるだけでそれなりの文章を書く事ができます。それは、その分野の得手不得手よりも経験量で、関連諸分野を学んできたことが土台となることによって多少の経験がプラスされ、それにより入門程度のことは割合すぐに書けるということです。

ハッキングの基礎ということで、簡単な暗号化・復号化を扱っていますが、アルゴリズムの学習の際に学んだシーザー暗号やRSA暗号法、それに関連させてランレングスなどの圧縮方法もありますが、これらの知識があるだけで随分と書籍は読みやすくなります。数値計算の知識も持っているからでしょうか、自然と学習がはかどります。

プログラミングを行って自分のやりたいことを実現するスタイルは少し古いものとされていますが、それでも、ほとんどの事ができる便利さと、パソコン全体への理解が深まるという理解への強力な寄与は重要だと思います。パソコンを学ぶときに、パソコンなど触ったこともないという人がプログラミングをやってパソコン嫌いになってしまうのは悲しいことですが、逆に上手にプログラミングから導入することで、パソコンのしくみなどがよく理解できるのではないかと思います。

私がプログラミングを始めたのは、パソコンを始めてからそう長くたっていない時期でした。暗号化などつゆ知らずという人間がプログラミングを初めて、紆余曲折はありましたが、現在はプログラミングの書籍を普通に読めるようになりました。今、たいていのパソコンの書籍が読めて、また、ちょっと調べればかけることが多くなったのも、この基礎のおかげだと思っています。

昨日、ブックオフに行ったときに、捨て値で情報関連の書籍が得られていたので、購読してみましたが、ちょっと調べればかけることが多く、逆に、その程度のことをよくまとめていることからパソコン入門に良い教育になるだろうと思いました。

プログラミングに手馴れた人が「ちょっと調べれば書けること」を列挙したかのようなその本を見て、パソコンの仕組みを教える時には、ちょっと調べながら書けることを順次教えていくことがひとつのスタイルなのではないかと思いました。

2010年7月11日日曜日

教養としてのハッキング講義

教養としてのハッキング(厳密にはクラッキング)講義をすることになりました。と言っても、複雑なことをするのではなく、せいぜい簡単な暗号を解くという程度のことですが…。

クラッキングを教えた経験は一度もありませんし、自分自身、クラッキングを足がつかないようにやるほどの実力はありません。関連書籍を数冊読み、多少試したことがある程度です。ですが、自分自身で多少試してみたからこそわかる怖さがあって、セキュリティ対策をしてもしすぎることはないことを痛感しています。

セキュリティの重要性を理解することを目標に据えて教えてみようと思います。