2011年4月3日日曜日

寂しい時の「歌姫」

中島みゆき「歌姫」が一番響き渡るのは、少し弱音を吐きたいような寂しさに囚われた時です。それは、私が異端であると痛感させられるときでもあります。


私は、色々な意味で現在所属している団体の飲み会に参加できません。過去に自分が主張してきた意見が公然に認められるようになっていても、どうしたってしこりが残ります。主張したときに私は異端の人間だったのだから。奇異の目で見られる人間だったのだから。結局、そのしこりを理由にして、私は飲み会に参加しないことにしています。
しこりなど気にせず、どんと行ける気構えがあれば、私はもっと楽だったろうにと思います。ちょうど今、新入生を歓迎する会があり、ルールを守っている飲み会となっているのも知っていますが、そのしこりを気にするがゆえに、私はどうしても飲み会にはいけません。
それでも私だって、新入生を歓迎したい。私は異端かもしれないけど異端なりに歓迎したい。でも、それを知って足が遠のく人もいて…。結局、私は寂しいのですね。飲み会から逃げていて、それでも新入生歓迎会をしたいからと言う、二兎を追っている。

そんな状況で、少し涙を流しそうになりながら、私は「歌姫」を聴きます。周囲から変わりものと呼ばれて、自分の趣味が合う人を見つけるのに周囲の同年代を探してもそうは見当たらなくて。「歌姫」の美しい曲を聞きながら、私は少し涙ぐみつつ、自分の弱さを見つめています。結局それを、どうしようもできないのだけれども。

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