2010年9月21日火曜日

横で紅茶を飲みながら

気づけば淹れて
気づけば飲んでる
パソコンの時も
ペンの時も
何か読むときも
誰かと話すときも
心辛くて歌に逃げ込むときも

気づけば淹れて
気づけば飲んでる
その日何を淹れるかは
目についたものの時もあるし
味の気分の時もあるし
リクエストの時もあるし
もしかしたら賞味期限

気づけば淹れて
気づけば飲んでる
ふと見ればもう5杯
数時間しかたってないのに
何度もお湯を沸かして
毎回違う産地のもので
何度お湯を汲みに行ったろう


気づけば淹れて
気づけば飲んでる
飲みたいと強く思って飲む時と
気づいて飲んでるとその時は
選ぶお茶が違う
一級と言われるお茶や
自分が好きでも手に入りにくいお茶
初めてのお茶は
居住まいを正す

気づけば淹れて
気づけば飲んでる
そんな紅茶は
私のお茶では格下でも
味は逸品だ
それは邪魔することなく
文書くときに後ろでながれるBGMのように
意識しない美味しさだ

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