2010年6月10日木曜日

数学屋さんのアルゴリズム

友人と、Supercon2010の予選問題に、参加資格はないのですが、昔参加したこともあって、興味半分、後輩達への対抗心半分でチャレンジしています。そんなアルゴリズムを議論しているときに友人に言われたのが、達哉んのアルゴリズムは数学屋のアルゴリズムだ、ということです。

この予選問題は、解法によって、「それ単体だけで本が書ける」という程度に研究された数学のある分野の内容に帰着します。小学生のころから興味があった分野なので、ある程度造詣も深く、私自身楽しんで取り組んでいますが、その問題について詳しく知っているがためにマニアックな定理をどんどん用いたアルゴリズムを立ててしまいます。

自身はその分野の一通りの定理について学習しましたから、定理をばしばし書いても「そんな定理があったなぁ」という程度なのですが、友人からしてみればそういうわけにはいきません。見も知らぬ定理がどんどん出てくるのです、当然証明してくれとなりますが、数が多いですからそう簡単にはいかないわけです。そうすると、アルゴリズムの説明といいながら「とりあえず定理を列記して」「その定理を用いてどうプログラムにするか書いて」「証明は別添」という形になるわけです。

こんなところを評して、友人は「数学屋さんのアルゴリズム」といったのでしょうが、これにより確かに計算速度が速くなるのです。今年に限らない話ですが、数学やアルゴリズムについての畑が広いほどSuperconは有利なように思えます。事実、私がそれなりの成績を残した回は、偏微分の考え方を用いたアルゴリズムでした。

そんなSuperconですが、数学的知識に劣るからと言って後輩達が負けるとは限りません。私が経験したような素晴らしい経験を後輩たちにもしてほしいと思っていますし、本選出場できればそれはものすごく永い財産になること疑いないと思うからです。

Superconといえば、Superconメーリングリストというのが昔ありましたが、あれは今一体どうなったんでしょうか?どなたか、ご存じの方、お教えくだされば幸いです。

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