2010年6月9日水曜日

本当に強い桃鉄プレイヤー

友人や後輩とよくやるゲームの一つが桃鉄です。大抵は相手側からの誘いといえど、誘いがあればほぼ確実に参加しています。ソフトを持っているのは自分ですし、序でにお茶も淹れますから、桃鉄をやりたい相手側としては多少遠慮したプレイになってしまうのかもしれませんが、それでもとことんまで負かしてしまうことが多いのはちょっと気の毒です。といっても、あからさまに手を抜くのは相手が普通嫌がりますから、相手のことを考えた程度の「縛りプレイ」をすることにしています。相手が強ければある程度戦略を張り巡らせたスタイルでプレイしますし、相手が不慣れであるならば妨害系カードをあまり使わず、あまり干渉せずに利益をとっていくスタイルにします。コンピューターがいるかどうかなども考えて、相手が楽しめるプレイを心がけています。

そんなとき、ふと思い出したのが、さくま式人生ゲームや桃鉄の攻略本にさくまあきら氏が書いていたコメントを思い出しました。「本当に強いプレイヤーは戦う相手に対して思いやりを持ったプレイをするものだ」というコメントです。今、相手に合わせたプレイスタイルを選択する自分がそれに少し近づいてきているのではないか、と思うのは、傲慢なのかもしれませんが、けれども、どこまでなら相手に許されるか、どこまでなら卑怯と取られないか、どこまでなら楽しんでもらえるか、考える桃鉄というのは本当に強い人でないとできないと思います。

接待プレイのような、相手に勝たせる桃鉄なら誰だってできますし、そもそもそういうプレイのために最弱のコンピュータがいます。そうではなく、相手とやっていて楽しい桃鉄、自分も楽しめる桃鉄、とことんまでやっつけきらない桃鉄というのをできるのが本当に強いプレイヤーなんだと思います。

私は、父や母と小さいころから桃鉄をしてきました。その頃の両親は、手抜きすることなく闘っていて、一方的に負けていました。今、自分が「相手を考えてプレイする立場」になって、今度桃鉄をやるときは、小さいころから一度も勝ったことのない両親に勝てるのではないか、とそう思えてきます。だからこそ、桃鉄をやるときには、できるだけ相手のことを考えてプレイしていくことで、自分の実力がつくのではないかと、そう思いました。

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