2014年1月4日土曜日

若手万年筆愛好家の会の企画

久しぶりに、万年筆の投稿をします。

私が万年筆の世界に入って、まる8年がたちました(使っているのはもう少々長いですが、愛好しているという意味です)。

あの頃の原風景は、今とは大きく異なります。Nagasawa文具センターがまだビルで営業していて、今のpen and message店主の吉宗氏が"筆記具担当者のひとりごと"を書いていた時代です。神様こと長原さんも現役で、川口さんもセーラーの社員でした。混ぜられるインクはプライベートリザーブとインク工房のジェントルだけでしたし、ロングプロダクツやカトウセイサクショも健在でした。色彩雫はなく、似た時期の限定品では、パイロットの仁王やセーラーのレアロが挙げられる…そんな時代です。

最初の数年間、若手の万年筆愛好家の集会をしようと言っても、それは単なる夢物語に過ぎないものでした。どこに言っても聞く話、"貴方は若い、後似たような人を一人知っていて…"というのは、その当時の若手の少なさを表していたように思います。当時良く出ていた"最近若者に万年筆が流行っている"という話は、どうにも嘘だとしか思えなかった、そんな時代でした。

しかし、その記事を漸く実感しているのがここ数年。この世界にもずいぶん若い人が増えてきました。夢物語でなくなった、若手万年筆愛好家の会を開くに期は熟した…私は、そう判断します。そして、この年齢に似合わぬ長さの愛好歴に見合った恩返しをしたいと思います。

随分、構想も固まってきたので、ひとまず現状で固まっているものを、ここに書いて残しておきたいと思います。ご意見などいただければと思います。また、ご協力いただける方も募集していますので、よろしければお声がけください!

会場:こちらもしくはこちらを借りたいと思います。

日程:Wagner神戸大会またはy.y.dayの前後日とし、両方参加等もできるようにしたい。今のところ、早ければ5月、遅ければ10月を予定。

対象:基本的には35歳未満ぐらいまでの、若手の人対象。ただし、企画を行える35歳上の方は参加可能。

コンセプト:若手に優しい・若手の参加しやすい、万年筆の交流の場。

会費:25歳未満の若手の方は無料の予定(もしかすると、大学生以上の方は500円にするかも)。25歳以上35歳未満の方には、会場費等として1000円程度いただきたい。35歳以上の方は企画等(講演・調整・過去資料展示提供・簡易ペントレ等々)を行なっていただく場合のみ参加可能とする予定です。

内容:若手万年筆愛好家の交流。インク交換や紙の交換なども出来れば楽しいなと思っている。また、名刺などを用意していただき、今後の交流にも役立ててもらいたいな、と思う。(もし出来れば、pen and messageの吉宗氏などにお願いして、講演など出来れば楽しいなとも感じている)
また、出来れば各種資料(個人所有のもの)の閲覧もできるようにしたい。私自身少し古い万年筆関連書籍などがあるし、協力してくれる人がいれば、その人にも貸し出してもらえると嬉しい。

二次会:若手の人も参加できる場所で、あまり高くない、食事中心の二次会を開催したい。比較的安いビュッフェスタイルなどにしたいところだが、そのへんはお店の状況と勘案する。

告知:口コミ、SNS他、私の属する各種コミュニティや、attend等も利用したい。

今後の予定(5月開催を目標に)
・ごく近いうちに、吉宗氏やWagner会長などに話を通し、企画を練りあげていく。1月中ぐらいまでに話は通しておきたい。
・企画が練上がったら会場を予約。この辺まで2月までに
・会場予約後、二次会会場探しと告知、人集め等を行う。3〜4月はこのあたりを中心にしたい。

<懸案事項>
・そもそも人が集まるか?
・神戸開催という事にしているが、出来れば中四国辺りからの参加も期待したい…のだが、若手では厳しいか?
・イベントとしての力。正直、Wagnerのように調整師などもお願いしづらいので、どうしたものかと考えている。
・続けられる見込みがあるか?

4 件のコメント:

Hiroki ITO さんのコメント...

僕は外部に発表できる成果物を作る、ということを常に考えてしまうのだが、何かそういう目標を立ててやるのはどうだろうか。

例えばレビュー。僕も自分のblogで色々なモノのレビューを書いてはいるが、一般人が個人で書いていても限界がある。

しかし、若手の愛好家が3人でも集まって、低価格帯の万年筆について合同でレビューを書き、若者向きのメディアであるWEBで発信すれば、それなりに反響得られると思うんだよね。

単に交流、というのは興味が無いが、もし何か文章書いたりサイト立ち上げたりするなら、興味あるし教えて。

達哉ん/Tatuyan さんのコメント...

>Ito様
どうもありがとうございます。
レビュー、あるいは文章書いたりする、サイト作るっていうのは、私も興味があります。が、それを作るための人脈の確保を急務にしたいと考えています。
個人的には、Ito様に上記の会に参加していただいて、旗手を取ってもらうとすごく嬉しいのですが、どうでしょうか。

Hiroki ITO さんのコメント...

日程的に問題なければ参加できると思うし、文章の編集したりWEBサイト立ち上げたりとかは、主導的に行うことも可だと思う。

コミュニティーを作る意義というのは、基本的には自分の世界を守るためで、具体的に言えば万年筆や関連製品が安定的に生産され続ける程度の消費(購入)を確保することにあると思う。現状、比較的高齢のコレクターが市場を支えているとすれば、衰退は避けられないから。そういう意味で、外部へのオープンな情報発信は意味があると思う。

達哉ん/Tatuyan さんのコメント...

>Ito様
ありがとうございます。
頂いた意見、私も賛成です。私が買い始めた頃、我々の世代は衰退ばかりと思っていたものです。しかし、この世界にも最近光が差してきたように感じ、それを手伝いたいと考えています。
またお声がけしようと思いますので、その節はよろしくおねがいします。