2013年3月11日月曜日

「趣味の私信」入門 4.封筒に便箋で出す私信:ちょっと工夫で印象アップ


ここまでの内容で既に私信の中身は出来上がり、後は封をして出すだけと言う状態に持っていくことができます。ですが、折角出すので一工夫してはどうだろうか・・・というのが今回の内容です。
「気にされない」ことがほとんどだけど、気にする人にも受けがいい、そんな細やかな工夫です。
1.段落でペンを変えてみる
まずはとても簡単な工夫ですが、段落毎に、あるいは一区切りごとにペン(やインク)を変えてみると手紙にメリハリができます。見た目に楽しく、読みやすくもなります。もちろん単色で仕上げるのも乙なものですから、お好みで選んでみてください。
なお、赤色や緑色を手紙に使うのは絶縁や別れを意味するとして嫌われることもあります。見た目にも怖いので(特に赤)、避けておく方が良いでしょう。

2.オリジナルのサインや印章をつける
シーリングスタンプを使う場合被ることもあるのですが、オリジナルのサインや印章を手紙の末尾に付けるといかにも「あなたに心を込めて」のような感じが出るように思います。手紙の括りに自分の名前を書くわけですが、その部分を手慣れたサインに変えるのが一番手っ取り早いでしょうか。私はスタンプですが、これは名前と併記させています。

3.保護用に一枚余分に白紙箋をいれる
これは送るときの注意ですが、使った便箋と同じ便箋を(足りなければ違っても大丈夫ですが)1枚余分に入れて送ると、途中で雨などに濡れても安心です。ちょっとした心遣いで、気づかれなかったり「あれ、多い?」と思われたりすることもありますが、悪く思われることはないはずです。特に封筒が薄いときには有効です。なお、封蝋をつける場合はほぼ必須の工夫です。

4.便箋の枚数を4枚や9枚にしない
これもちょっとした心遣いです。日本の忌み数を避けると言うことですね。9枚は早々ありませんが、4枚になることは多いので(特に、前段の保護用一枚をつけた場合)保護用枚数を増やしたり追伸をつけたりして5枚にする癖をつけておくとよいでしょう。

5.忌み言葉を入れない
だんだんマイナーな方に向かっている気もしますが・・・。忌み言葉、手紙で使わない方がよいとされる文字や言葉をうまく避けて書くと気にする人にも良い手紙がかけます。とはいえ、最近忌み言葉と言うものを気にする人も少なくなりました。赤インクや4枚を避ける方が忌み言葉よりも「伝わる」心遣いのように思います。
しかし、気にする人がいないわけではないのですから、表現はうまく選んだ方が書く側としても腕の見せどころで楽しいですよ。

6.切手をデザインに取り込む
洋封筒では特に使えるテクニックですが、切手をあえて真ん中近いところに持ってきたり、凧揚げの凧に見立てて絵を描いたり・・・という遊びも、パッと見たときに思わず微笑むという点で素晴らしい工夫です。一番楽なのは割と目立つ記念切手を洋封筒に目立つように張る方法で、レイアウトの工夫だけでできる上にチケットショップでは記念切手の方が安いので、手軽に楽しめます。

7.追伸を一筆箋か添え文箋で付ける
本文と別に伝えたかったり、後付けでつけたりする「追伸」は、便箋の最後に書いても良いのですが、敢えて紙を違えて一筆箋や添え文っ箋といった「少し書くための便箋」を使ってやると、ワンポイントになって感じが良いです。私の場合、一筆箋も山ほどあるので(便箋はもっとありますが)この方法を使わないと減らないという事情もあってよく使います。なお、この方法の場合、追伸を1枚に収めないとあまり綺麗に見えないので、よく考えて1枚に収める工夫が必要です。

以上「ちょっと工夫でこの楽しさ」を書き連ねてみました。他にもこんな工夫が、というのがあればお教えください。

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