2010年11月28日日曜日

いくらでも本がほしい

本というのはいくら読んでもまだ次が欲しくなるもので、それだから不思議です。

とりわけ、専門書。買って、完全に読みきったわけでもないのに(むしろほとんど読んでいないのもあるのに)、次から次へと欲しくなり、中古で買ってしまう。そして少しだけ読んで、読みたいと思いながらも腰をすえて読まず、でもまた本が欲しくなり・・・不思議です。

本が好きです。専門書が特に好きです。いくら読んでもまだ新しい知識が、とばかりに本を買います。いくら買っても飽きることなく本を買い、そしてその多くは読み切ることなく、でもそれなりに読まれて…という状況です。

読み進めようと思ってなにか読み始めても、途中で他の本が気になって、結局忘れてしまって、また読みなおす。でも、その本の内容は少しづつ進んでいる…それが繰り返されて、いつもいつも本がほしい状況です。

万年筆にはまり始めた頃、どんな万年筆でも欲しかった。すこしたったら、特徴ある万年筆が欲しくなった。
今の自分にとっての本は、そんな状況です。違うのは「はまった」のではなく、その内容に興味が有ること。専門書は一昔前と違い、趣味で読むものになった、ということなのでしょうか。

2 件のコメント:

るり千代 さんのコメント...

 専門書は読み切るものでなく、ストックするものです。「これは使うかも…。」という発想で買い漁るのが専門書というもの。読み切らないことに何の差し支えがありましょう…。一度でも「研究」という世界に属した者は、「本」への認識が破壊されるのです。一冊で諭吉が飛ぶ本は当たり前、極力古本屋で調達、高価な本に平気で書き込み…などなど。
 …あ、そういえば万年筆への認識がぞんざいになりつつあるかも!?

二右衛門半 さんのコメント...

それじゃ専門書ではないけれど、おひとつ推薦をば~。
岩波文庫の「茶と美」柳宗悦著はいかがですか~?
”蒐集について”という一章があります。
万年筆愛好家にも通じる話かと。