2010年10月20日水曜日

ハリーポッターの名言6:「私に誇れることがあるとすれば」

これを聞いてすぐにどこから引用したか分かる人はちょっといないのではないでしょうか。これは「名言」なので当然地の文からは引っ張っていないのですが、さて誰か。全文では
「私に誇れることがあるとすれば、それは、君がそれほど多くを学んでくれたということだ。」
と書いています。ルーピンが3巻で去り際に残す言葉です。真の意味での教師として素晴らしい言葉なのではないかと思います。

以前、大学への数学という雑誌に、何度か名前が載ったことがありました。数学が好きなのもありましたが、それ以上に、色々教えてくださった先生のおかげだと感じましたから、お礼を言いに行ったとき、その先生が仰った一言を今でも克明に覚えています。
「私は何も教えられてはいない。生徒の勉強の方向を示し、やる気を出させるために何かをすることはできるけれども、そういった実績は貴方のがんばりの証だ。」
その先生は今、私の母校とは別の学校で教鞭をふるっていらっしゃるとのことですが、大変お世話になった先生であり、今でも会いたいと思うことも多くあります。

ルーピン先生のこの一言、教えることもある自分にとっては至言の一つとなっています。私が教えたことではなく、君が学んでくれたことが嬉しい、それが誇りである。そんな考えを持つことができるから私は教えることができるのであって、そう思えないならば私はもうとうの昔に教えるということを真剣に考えることはなかったでしょう。

今でも後輩に色々教える機会があります。時には、留年した自分の元同級生がより先の質問をしてくることもあります。そんな中で、相手が私の言葉から何を学んでくれるか。多くを学んでくれることがやはり一番うれしいし、後輩の幾人かは、私が教えたことを指針にしてくれたとも言います。私はコレといって教えられる人間ではありませんが、しかしながら、教えてくれと言われるときに、相手が多くを学び取ってくれることに誇りを感じるのであれば、教えるのには向いているのかもしれません。何も学ぶところなき私から、なぜか学ばれる多くの友人や後輩に強い尊敬の念をいだきます。

2 件のコメント:

大阪のオバチャン さんのコメント...

こんにちは。
最後の一文に強く共感します。

フェンテ交流会いいですね。
達哉んさんと是非お会いしたかったですが(怖がらないで下さいね、と言ってもやはり怖い一文だ。)残念ながらかないそうにありません。

静謐な文章から勝手に妄想をしていまして、達哉んさんはロマンスグレーが知的で穏やかな表情に似合うジェントルマンだとばかり思っておりました。
私より8つ(7か?)も下の青年だったとは夢にも思わず。
紅茶から気象学、数学、情報学までさまざまな分野に造詣が深くどのページを繰っても楽しめるブログで飽きません。
私は足元にも及びませんが、ロードバイク、マラソン、水泳、手芸、書道、庭弄り、料理etcと一般には趣味が幅広いと言われます。
同列に語ったら叱られるかもしれませんが、やはり万年筆好きは貪欲だという思いを新たにしています。

達哉ん さんのコメント...

>大阪のオバチャン さん
ありがとうございます。そこまで褒めていただくのは初めてです、恐縮です。

文章が静謐かどうかはともかく、当人は賑やか担当のやかましい20歳の悪ガキで、まだまだ子供です。様々な分野に造詣が深く‥ということもなく、ただ赴くまま楽しんでいる程度です。

私も含め、万年筆好きの方は多くの趣味を持っていらっしゃる方を多く知っております。確かに「万年筆好きは貪欲だ」ということなのかもしれません。趣味の上下、万年筆の上下などありませんから、多くの趣味があること、同列に語られて叱られることなどないように感じます。

フエンテの交流会でお会いできないのは残念ですが、万年筆関連のイベントには多く参加しておりますので、何かの折に出会えたらと思います。よろしくお願い致します。