2015年12月15日火曜日

便箋で送る年賀状

年賀状を書き終え、毎年のように、今日、投函しました。
昨年よりも40通ほど減らして103通を、手書きしました。

40通ほど減らしたのは、返事がなかった人です。返事がないということは、返事を送る価値すらないと思われている証明ですから、そんな人に送ったところで迷惑になるだけ、と出すのを止めました。
不思議なことに、ここ1年会ったことのある人が多いのは、嫌々ながら付き合ってくれたということなのでしょうかね。

さて、一生懸命書いたこの103通、勿論1通1通"一筆入魂"の下書いていますが、それでもやはり、よく書けるものとあまり書けないものとがあります。年賀状のやりとりだけで、実際に会うことも、他の手紙やメール等も特にやりとりがない人は、どうしても儀礼的な挨拶だけになってしまいます。「書かなくていいや」と思わないため、そういう人は最初に書いているのですが、縁の切れ目も近いのかと思ってしまいます。

一方で、15通だけですが、便箋で書いた封書の年賀状は、持てる全ての技術を使って仕上げたと言っても過言でないような手紙となっています。思うことが多く、伝えたいことが多く、これからも末永く付き合っていけそうな人には、はがきの小さい紙面では不十分。それこそ万感を込めて、年賀状を書いています。この15通こそが私の年賀状の神髄であって、どんなに忙しい年末だったとしても、この15枚に相当する年賀状だけは送り続けるだろう、と思います。

「声の届かない縁に固執するのはやめて、今も付き合える人を大切に…」2016年の目標として、いくつかの年賀状に記した言葉です。年賀メールも送るつもりはないし、上の通り年賀状も減らした。そうして、もう声の届かないところにいる人には、何もしないでおこう、と思います。どうせ、そんな人が私に声をかけてくれることはないのだから。

やがて縁は切れるだろうし、やがて荒野に孤独かもしれないけれど、三途の川を渡るときは一人なのだから、切れそうな縁にすがりつくのは、やめようと思います。

一昨日の誕生日に、FBできたメッセージは、フォロワー数が同じぐらいの人と比べても、明らかに少なかった。それだけ、無駄に縁にすがりついていたということなのだと思っています。そこまでしたって、何も得られるものはないから、その分の力を声をかけてくれる人だけに向けたいと思います。

年賀状を書き終えて思うところです。

2 件のコメント:

主婦A さんのコメント...

興味深く読ませていただいています。
私は先日退職した際、すべての友人知人との縁を自ら切りました。
しかし不思議なもので互いに必要のある人からは様々な手段を使って連絡が届き一部の人とは復縁しました。

達哉んさんの「声の届かない縁に固執するのはやめて、今も付き合える人を大切に…」とのことばは私の体験にも当てはまり、大変共感を覚えました。

達哉んさん、そして相手の方の双方にとって必要なご縁であれば自然とつながるものだと思うので、どうか無駄な縁に嘆いて気持ちを落とさないでいてほしいです。

達哉ん/Tatuyan さんのコメント...

>主婦A 様
コメントありがとうございます。
(このブログの記事にコメントをいただくのが久しぶりなので、喜んでおります)

私自身、まだまだ割り切れていないところもあるのですが、それでも労力を無駄にするよりはいいのかな、と思ったりしています。性格柄、嫌われることも多いので、なんとかこの一年で、うまく気持ちに整理をつける術を身につけたいものです。