2015年7月11日土曜日

超勤分で人を雇ったほうが安いんじゃないの?

労働関連のお話を読んでいて思うことなのですが、超勤分でもう一人人員を増やしたほうが安いんじゃないのかな?と思うことがあります。
非常に単純なモデルで考えてみます。20人の部署で、月当り平均10時間の超勤(1日30分程度)の超勤があったとします。200人時の仕事が「超過」なわけです。ここに、1人入れたとします。月に160時間(20日*8時間)働くとして160人時の仕事になりますから、超過分は40人時になります。

さて、超過勤務分は、休日給その他でない一般の場合、時給単価の1.25倍の手当となりますから(労基法)、元の状態では1.25*200=250時間分の時給を払う必要があるわけです。1人入れた場合、160時間については1倍の時給となるわけですから、1.25*40+1*160=210時間分の時給となり、40時間分支払いが少なくなるわけです。

勿論、健康管理その他の諸費用がかかるという事実はあるでしょうが、無駄に超勤させて疲れさせるよりもいろいろな面でプラスにはたらき、総コストは安くなるのではないでしょうか。

人員の削減という話を様々な方面で聞きますが、超勤が常態化している部署だったら、むしろ増やすほうが、コストの節約になると思うのは、私だけなんでしょうか。

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