2014年11月9日日曜日

年賀便箋を求めた結論

年賀状を葉書で出すことすら廃れてきている昨今。様々な通信技術により、年賀状はもう、過去の文化となり始めているのかもしれません。それでも私はこの風習が好きで、毎年毎年、迷惑になるかもしれないと思いながらも書き続けているのです。…一通も来ないより、一通ぐらい来たほうが、嬉しいんじゃないかな、って。あまり来ることはない自分だって、貰えれば嬉しいのだから。

さて、年賀状、毎年葉書で書いているのですが、以前から便箋で書きたいと思っていました。今回は時間に余裕ができそうでもあったので、便箋を使うことにして、早速あちこちに便箋を探しに出かけました。

その時に気づいたこと。
冬の便箋は、クリスマスか、そうでなければ寒中見舞い向きのものばかりだということ。
便箋の品揃えがすごい店に行っても、たとえあの鳩居堂でさえも、年賀用の便箋というのは置いていないのです。
来年が未年だから、羊を描いた便箋は多少ある。
あるいは、富士山などのモチーフを使っていて、年賀状にも応用が効きそうな便箋も多少はある。
しかし、年賀状用の便箋というのは、全くないのです。

年賀状はそもそも略式であり、それをさらに簡略化したのが葉書での年賀状。
それに異議を唱える気はありませんが、便箋での、年賀状としてはやや本格的な(しかし、それでも略式ではある)手紙を認めようと思ったら、もう、便箋はないのでありました。

結局、家に大量にある、あまり表立った模様はない便箋に、シールやスタンプを使って模様をつけ、年賀状とすることにしました。
紙質などもかなり良いので、結論としては満足の行くものです。

しかし、それでも、年賀用の便箋がないのは、ちょっと驚きました。

便箋で書く年賀状。驚かれつつも、嬉しく驚かれますように。そう思いながら、自分の集めた多くの便箋を飾り、年賀状を書こうと思います。

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