2011年7月28日木曜日

花火大会

友人の車に乗せてもらい
ゆっくりしていた帰り道
やけに渋滞しているなと
見たその先には
花火が上がっていた

友人がふと思い出したように
「ああ、今日は花火大会だった」
ゆっくりと進む車の中
花火が上がり
道々には花火を見上げる人びと

花火を横目に車は進み
やがて花火は見えなくなった
夏の一日の終わりを
鮮やかに彩る花火だった
まるで祭りの後かのような

花火は終わったろう
祭りも終わったろう
終わりを見るたびに
夏のはかなさを思う
終わりを見るたびに
夏の矢の如しを思う

ひと夏のセミが短命であるように
夏は短命だ
花火を見れば夏は終わりだ
祭り終われば夏も終わりだ

花火はただ一度の見せ場を終え
その一瞬の見せ場を燃え尽きた
夏は短命だ
セミが短命であるように
祭りが短命であるように
花火が短命であるように

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