2011年1月24日月曜日

誰も書かなかった中島みゆき論ベスト200を聞いてみよう 番外編4

今回はDRAMA!から。

翼をあげて:先日行ってきたコンサートで歌われていたDRAMA!の歌の一つ。歌われたのは2曲だけ(もう一曲は愛が私に命ずること)で、I love you答えてくれのアルバムからのほうが多かったはずです。
なんとなく暗い感じからスタートして、後半には、「さぁいくぞ!」というようなまさしく"翼をあげて"を表現している曲だと思います。今から何かの目標に向かって行く時に、翼をあげて、と思ってしまいます。
なんとなくQueenの「永遠の翼」を彷彿としました。

十二天:ただひたすら"天"の名前が言われるだけの不思議な曲。夜会の曲は夜会を見ないと理解出来ないのかもしれませんが、それでも何らかの思いがあるのだと思います。
十二天、十二といえば十二支で、その点ということはあらゆる方位の天を示しているのではないでしょうか。そして同時に、十二支が時間を示すように、あらゆる時間の天を。ひいては、あらゆる天を。あらゆる天のもと、我々は生きているのだ、ということか、それともまた別の何かなのかはわかりませんが、あらゆる天を示している歌であり、それが人間という生物にとって何かを意味する、ということなのだと思っています。

暦売りの歌:youtubeの中島みゆき公式チャンネルにもある曲。暦を直す、暦を先どるというのは人間の一つの願いの極致であると思います。時空を旅して、それを書き換えられるならなんといいことか。でもそれはできないから、今日という一生一度の一日を自分のできる限りのいい一日にして生きて行くしかないのだ、と歌っているように思えます。もっとも、夜会を見ていないので、その解釈はすっかり間違っているかもしれませんが。

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