私がこの大会に参加したのは、もう5〜6年前になりますが、今年もSupercon2011が始まります。明日、6月1日から予選開始で、今年も3週間の予定です。ホームページはこちら。
Superconは高校生向けのプログラミング大会では、多分最も問題が難しい物の一つだと思います。情報オリンピックやパソコン甲子園とは桁違いの制限時間を見てみても、難緯度の違いをあらわしていると言って良いでしょう。
昨年からは8月下旬になりましたが、私が予選に出ていた当時、本選は8月上旬であり、一部の大会とかぶっていたように思います。今はかぶっていないのでしょうか?貴重なプログラミングの機会ですから、できるだけかぶらず、少しでも多くの人が参加できるようになっていればいいなと思います。
このことは、かなり難しい課題を3週間という長い時間をかけて考える、その楽しみを味わってほしいという思いから来ます。昨年の問題、数列の問題でした。私は数学をバリバリに使ったアルゴリズムを考案し、友人と相談してDPとして解いた覚えがあります。問Aは得られる数列がフィボナッチ数そのものであり、Bは一般フィボナッチ数、Cも同様に一般フィボナッチ数です。したがって、一般フィボナッチ数に対する加法定理(この存在自体は中村「フィボナッチ数の小宇宙」で知りました)を用いれば、フィボナッチ数の第n項を整数演算だけで対数オーダーで求めることができます。根を詰めて考えたわけではありませんが、それでも決して遅すぎることはないと思います。
今年から、個人参加でもSupercon認定が出るようになりました。本選に出ることはできないでしょうが、Supercon認定が出るということなので、私も興味本位でといてみるつもりです。昨年、問題の例の数値が間違っているというメールを出し、その時同じメールに「Supercon認定は、個人とか高校生以外でも出せるようにしては?」と書いたのですが、それが実現されて嬉しい限りです。
今の高校生たちがプログラミングについて白熱する3週間を送り、有意義な日々を過ごされることを祈っています。そして同時に、多くの個人がSupercon認定証を取りに行くようにしていただければ、この大会の知名度も上がるのではないかと思います。
プログラミング好きの高校生の皆様、良い経験をして、CodeforcesやTopcoderで会いましょう。
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