2015年の5月以来、私は万年筆関連の催しに行くのをやめました。その、正直な気持ちを、書いておきたいと思います。
私は、万年筆が今でも好きです。同好の士と話ができればいいな、と思うこともあります。けれども、同好の士の集まりに行ったところで、私は一人ぼっちになるだけです。誰かに話しかけても、盛り上がることもなく終わるだけ。誰かから話しかけられることもない。ここ2〜3年の大抵の会では、ほとんど窓際に一人でぽつんといたように思います。
初めて参加した人には優しいような会であっても、一人でぽつんといる私を入れてもらえるような会はありませんでしたし、そもそも私が最初に入った時は、そんな雰囲気でもなかったようにも感じていました。
そんな会では、自己紹介をして、相手に名前さえ告げてもらえず去られたことも、一度や二度ではありませんでした。
実際に会って話すのは難しいから、せめてお手紙でもと送った手紙は、たとえSNS等で繋がっていようと一切何の返事もないままで、話すことすら拒まれる有り様でした。
SNSで話しかけたところで、返事をしてくれる人さえ稀でした。
2015年の後半、何度か面白そうなイベントを見かけました。比較的近くで、自分も参加できそうな場所でのイベントも多くありました。それでも、私は一人ぼっちで寂しい思いをするのではないかと思うと、一人で行く気にはなりませんでした。
だから、「誰かが誘ってくれれば行こう」と思っていました。
勿論、そんな誘いが来ることはなく、私は、万年筆の世界で本当に一人ぼっちで、誰からも好かれていなかったのだな、と思い知りました。
万年筆のことが好きで、色々な活動もしてきた。
裾野を広げようと、自分のできる試行錯誤をしてきた。
そうして、少し変わった世界は、なるほど自分の思想が、少し反映されたような気がする世界だった。
でも、私は、その世界には入れてもらえなかった。
私が目標としてきた世界は、私を受け入れてはくれない世界だった。
そんな状況でしたから、私は万年筆の世界に行くたびに孤独を感じていました。
居場所がない、誰にも必要とされない、白い目ばかりを向けられる…そんな感じにしか思えませんでした。
独りぼっちの中で、万年筆への思いは、冷めていくばかりでした。
私は、これ以上孤独を味わいたくなかったし、万年筆を嫌いにもなりたくなかった。だから、万年筆の世界から退くことにしたのです。
少しは、肩を触れ合った人もいるから…私は、ここにこうして、理由を示しておきたいと思います。
こういう寒さを感じて、万年筆の世界を去る人が減るよう、春が訪れることを祈っています。
2016年2月16日火曜日
2014年8月29日金曜日
2014年7月13日日曜日
ペン及び紙の書き味の客観指標化に関するインク質量フラックスの利用について
※ そのうちにfuente等にも投稿したいと考えますが、とりあえず現段階で各位にお伺いしたいと思って記事にします。
ペン及び紙の書き味は現在様々な人の感覚によって表されており、最終的に人の感覚として味わわれるものなのだからそれで良いのかもと思いつつも、伝えるときに難儀しているのが実情です。甘さに糖度があるように、書き味も何らかの形で指標化できれば伝えるのに良いのではないかと言うのを、以前から考えています。これについて、インクの質量フラックスを利用できるのではないか、という考えに至ったので、これについて諸賢の意見をお伺いしたいと考えています。お気軽にコメントください。
以下、詳しく説明します。
ペン及び紙の書き味は現在様々な人の感覚によって表されており、最終的に人の感覚として味わわれるものなのだからそれで良いのかもと思いつつも、伝えるときに難儀しているのが実情です。甘さに糖度があるように、書き味も何らかの形で指標化できれば伝えるのに良いのではないかと言うのを、以前から考えています。これについて、インクの質量フラックスを利用できるのではないか、という考えに至ったので、これについて諸賢の意見をお伺いしたいと考えています。お気軽にコメントください。
以下、詳しく説明します。
2014年6月13日金曜日
潮時の勧告
せっかくの趣味の世界でも、誰にも話しかけてもらえもせず、誰にも無視され、いらぬものとして扱われるのであれば潮時ではあるまいか。最近、そんなふうに感じます。万年筆に対する興味も知識も失ってはいないけれど、私はもう、引退せよと、囁かれているようにしか思えないのです。
2014年3月15日土曜日
SIMPLOについて思ったこと(主に苦言)
先日、SIMPLOについてひとまずのお礼まで申し上げましたが、やはり意見を言いたいこともありますので、少し書こうかと思います。苦言を呈しますが、同時に自分の方でも気をつけねばと思うことばかりです。
2014年3月9日日曜日
2つの趣味をやる一日(前編) SIMPLO/万年筆
3月9日は、午前中SIMPLOという若い方の集まる万年筆の会合に出席し、午後はAtCoder社長高橋直大氏の講義に出席するという、二足のわらじを履く日でした。午前中はアナログな万年筆の話で盛り上がり、午後は競技プログラミングの話をするというすごい日でした。その午前編の報告です。
2014年3月1日土曜日
ル・マン200の退院に思う
昨年末、洗浄の折にル・マン200のニブ&ペン芯を破損してしまい、いつものようにpen and message経由で修理を依頼しました。当初、2ヵ月半ほどかかり、3万6千円ほどかかると言う見積もりでしたが、実際には期間・費用とも3分の2ほどで済みました。
2014年1月8日水曜日
若手の会を企画した理由
Twitterで、関東のほうでの若手の会SYMPLOの年齢制限の説明が足りないという声が聞かれました。そちらの会そのものの説明は申し上げられませんが、神戸のほうの若手の会で年齢制限をつけた会を開催するに至った理由を申し上げたく存じます。
2014年1月7日火曜日
2014年1月4日土曜日
2013年9月23日月曜日
2012年8月21日火曜日
「やってなんぼ」で普及しよう
万年筆愛好家と会うことが多く有ります。それはそうでしょう、私だってその中の一人なのですから…。競技プログラミングを普及しようとしている方とお話する機会が多く有ります。それはそうでしょう、私だって思いを共にしているのですから…。
2011年11月19日土曜日
黒インクと青インクの理由
万年筆を始めたばかりのころ、色々な色のインクを楽しんでいました。黒と青にとどまらず、赤色、黄色、水色、緑色とさながら色ペンのように万年筆を使っていました。
ところが、現在自分の使っている(オンラインの)ペンをみると、黒(またはそれに少々色を付けた色、黒っぽいセピアなど)と青~紫ばかりで、それ以外の色は一本も見当たらないのです。なぜなのか、少し考えてみました。
2011年11月13日日曜日
2011年10月24日月曜日
fuente2011オフ会感想
※ 本日は昨日参加してきたfuente交流会の感想で、中島みゆき関連記事はお休みといたします。
毎年一度行われるfuente交流会。今年は、2日共の参加はかないませんでしたが、1日参加し、オークションや講演にも出席するなど有意義でした。
2011年9月25日日曜日
2011年8月25日木曜日
私とエドソン 生活へ
※ 25日〜31日は所要により、コメント等が遅くなる場合がございます。予約投稿ですが、ご了承ください。
受難あり、苦労ありのエドソンでしたが、今はもうすっかり、私の持ち物に自然にあるものとなりました。
受難あり、苦労ありのエドソンでしたが、今はもうすっかり、私の持ち物に自然にあるものとなりました。
2011年7月15日金曜日
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