2日連続で堅い話を書きましたので、今日ぐらいはやわらかい話を書こうかと思いまして。3が日ぐらいは、ブログも書いておきたいですね。
遅ればせながら、大晦日の"アイアンシェフ"の感想を。大晦日の番組を最初から最後まできちんと見たのは人生初かもしれません。普段テレビを見ていないのもあって(アイアンシェフ復活後はこれだけ見ている)、ホント、テレビに釘付けってのは珍しい経験でした。
第1試合:須賀鉄人VSイアン・キティチャイ鉄人
一回戦は、イアン・キティチャイ鉄人を知らないのもあって、普段の対戦と同じような漢字に楽しませてもらいました。しかし、パフォーマンスがすごい。イアンさん、ノリノリでした。最後、須賀さんがいつものようにシャンパンをあけるのに対し、イアンさんも枡酒で対抗。これまでの挑戦者で一番パフォーマンスの多い挑戦者ではないでしょうか。見ていて楽しくなる試合でした。
私、試食終了後、判定発表の前にどちらが勝つか予想しています。大晦日も含めて(見た試合については)的中率100%ですが、この試合については「食べたい側」と「勝つ側」が異なりました。「食べたいのはイアンさん、でも勝つのは須賀さん!」
第2試合:黒木鉄人VS道場様
勝敗ははっきりいってどうでもいいと思っていた試合です。黒木さんが勝つと勝ちを譲られた感がしますし、道場さんが勝つと当たり前という気がしますし…。
しかし、道場さんの料理はすごすぎます。道場旬皿などでも見ていますが、心から食べたいと思える、美味しそうな料理。いつか絶対、食べてみたい!
でも、この試合で一番心に残ったのは、最初、黒木さんが道場さんのブリを運んでいたところでした。あのシーンがこの試合の中で一番良いシーンです。
第3試合:脇屋鉄人VS森本正治三代目和鉄人
森本さんは和の鉄人ではないな、というのが正直な思いです。そんな、和に限らない、多くの料理をしているような、いわば"無国籍料理の鉄人"とでもいいましょうか、そのスタイルの料理を堪能することが出来ました。最初のVTRで、まな板の上に乗った挑戦者に激怒するシーンが描かれましたが、強く共感していました。「彼は料理人として間違っている」
森本さん、脇屋さんから初のポイントを取りましたが、私も拮抗した勝負だと思いました。脇屋さんも中華っぽくない料理で、森本さんも和食らしい和食ではなく、面白い対戦でした。
でも、一番は森本さんの(コメントを含む)言動・パフォーマンスですかね。
全体を通して
今回、他の鉄人との試合を見て、今のアイアンシェフに欠けているところが見えたような気がしました。それは"見せる"というところです。
イアンさんのように派手なものをする必要はありませんが、絵になる料理法、絵になるテクニックなどを見せて欲しいのだな、と思いました。例えば道場さんのかつらむきは、今まで見たこともない様な方法で、見ていても面白かったです。また、過去の料理の鉄人では、神田川さんが昆布船やごぼうを5本一遍にささがきにするなど、"見せる調理"をされていたように思います。
徒然草の時代なら、厨房は見せないものだったのでしょう。ですが、せっかくこんな番組なんだから、見せる厨房なんてのが出来れば、もっといいのになと、そう思う対戦でした。
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