2013年1月17日木曜日

それぞれの「あの地震」を風化させないで

夜中にプログラミング大会(Codeforces)がありましたが、参加する気にはなりませんでした。参加してしまったら、この大切な時間を寝過ごしてしまいそうな気がしたら…。

「あの地震」と言ったら、今一般に思い浮かべられるのは東北地方太平洋沖地震だと思います。それでも、人によっては、また別の地震を思い浮かべるかもしれません。被害が大きくとも、自分の身でそれを経験しなければ、印象には残らないからです。

18年賀経ちました。高校生はもう、その地震を直接体験していません。見聞や教育はあったかもしれないけど、もうすでに自らの体験として「神戸のあの地震」を覚えている高校生はいないのです。

「神戸のあの地震」に限らず、大きな地震を体験した全ての人に、心からお願いしたいことがあります。
自分の中で、自分の体験した地震を風化させないでください。
地震はいつ来るかわからないから、油断しないためにも、体験した地震を忘れないでください。
過去から学ぶために、忘れ去ったり封印したりするのではなく、その恐ろしさを留めておいてください。

日本という国に住む以上、地震に合わずに生きていけるとは言えません。
だから、自分にとっての「あの地震」…それが、いったいどの地震かはわかりませんが…を、決して風化させないでください。

私にとっての「あの地震」:兵庫県南部地震、あるいは「あの震災:阪神淡路大震災と呼ばれる災害から、18年が経ちました。追悼の意と復興の願いを込めて、これからの自然災害の減災を、心より祈っています。

18年前の地震を体験して、覚えている方には、このことをできるだけ語り継いでいって欲しいと思っています。

「そんな時代があったのだ」と。
記憶が風化する前、おそすぎないうちに。

その体験を伝えることで、将来の人々に、しあわせ運べるように。

もうすぐ、2013年1月17日5時46分52秒、あの地震が起こってから、18年です。

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