2011年8月26日金曜日

アールグレイ グランドクラシック ロンガンの香りを

※ 25日〜31日は所要により、コメント等が遅くなる場合がございます。予約投稿ですが、ご了承ください。

10日ほど前から、紅茶をカテゴリとして独立させました。ご利用ください。
さて、今回は
ルピシアの「アールグレイ グランドクラシック」についてです。
紅茶の世界ではかなり有名な磯淵猛氏は、自著「ティータイムのその前に」(ちくま文庫)の中で次のように述べておられます。
「(前略)アールグレイはアイスティーにうってつけなのだが、残念なことに香りが強い。(中略)本来はホットティーにして、ブラックか、むしろホワイトで飲むとおいしい紅茶である。」(磯淵猛 「ティータイムのその前に」 ちくま文庫 p.p.95-96)
私はアールグレイが好きなので、アイスティーは勿論、ブラックでもホワイトでも飲みますが、一般に「アールグレイ」と書かれているものでは物足りなく感じるようになってしまいました。「アールグレイというからにはきっちり香りがして、味にまでその影響を及ぼしているようなものでなくてはならない!」とまで思っているほどです。

その、強烈なアールグレイを求める遍歴の中で見つけた、私が飲んだルピシアのアールグレイで最強を誇るアールグレイが、この「アールグレイ グランドクラシック」です。

この紅茶の特徴は、ベルガモットではなくロンガン(龍眼)を使っているところです。さて、本当にアールグレイと呼べるのでしょうか?ともあれ、これが強烈な紅茶で有ることは間違いなく、また、ルピシアがアールグレイ(の基)と主張しているのも間違いありません。

ライチに似ている、という人もいるのですが、ライチ嫌いの私が美味しく飲めるところから見ても、これは間違いなくアールグレイであると言えると思います。

アイスでもホワイトでもその個性を失わない、非常に主張する味は、賛否両論あると思います。そもそもアールグレイがそういう傾向のお茶であり、私見では男性に苦手な人が多いように思えます。その最たるものですから、男性だとはっきり嫌うかな、と思ったのです。

ところが、私がお茶を振舞っている10人ほどの友人たちのほとんど全員から大好評を得たのです。飲んでもらったのは概ねホワイトですが、一部にはブラックやアイスも好評でした。私自身も大好きなお茶です。

これを飲んで依頼、「アールグレイが嫌いかどうかは、これのホワイトを飲んでから決めては?」と思うようになりました。アールグレイの真の実力を見せてくれるお茶の一つであると思います。

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