小学校から高校までの語学の教育の多くは、精読に費やされています。精読は重要だと思いますが、それに加えて、速読の授業もしてみてはいいのではないかと思います。
私が小学校〜高校で受けた国語や英語の授業で、速読を中心にした授業はほとんどありませんでした。唯一、高校時代に、英語の速読というより多読ですが、多くの洋書を読んでみようという授業がありましたが、これ以外には体験していません。
精読を教えることは大切ですが、そればかりに終始することが必ずしも国語科や英語科の授業にふさわしいか、と問われれば、私はNoです。細かく見ない速読の授業を少々取り上げていくべきだと思います。
とりわけオススメできるのは3学期の授業です。3学期の、それも2月と3月ぐらいで十分です。この時期に、当該学年で読むにふさわしい程度の本や記事を多読して、そのあらすじや要約を記すようなトレーニングを行えばいいと思います。いわゆる講義での授業をするのではなく、説明をするのではなく、数学で演習を行うように、国語や英語の演習を行う感じです。速読の際に、未知の単語や漢字を見つけたら、それを抜き出させておき、別の機会に練習する。これにより、復習も捗ると思います。
受験で問題集をはじめなければならないような時期よりも前に、速読の授業を行うことは、復習の意味でも、語学の習得を促す意味でも、読む楽しみを知る意味でも大きな効果を挙げると思います。
読書の時間をとっている学校もあるといいます。これは、国語において効果を発揮していると思います。しかし、それだけでなく、英語でも似たようなことが出来れば、だいぶ違いが出ると思います。私自身、英語で競技しなければならないプログラミング大会に出るようになってから、英語が少しはマシになってきたように感じます。
精読に終始するのではなく、速読も入れたカリキュラムなんて、文部科学省さん、できませんかね?
2 件のコメント:
うちの高校では毎時間ありましたね.250 words per min を目指せとかいって,ストップウォッチでタイム取りながら読んでいくのを.
>Volcanologue さん
ありがとうございます。
250 wordsって書いてあるところを見ると英語でしょうか?英語の授業だと、少しは聞いたことがあるのですが、私は記事に書いたようなことしか体験していません。
英語の速読もそうですが、小学校などで国語の速読も取り入れてもらいたいと思いますね。読書の時間は取られているようですが、短時間でとぎれとぎれになってしまうので、授業などにも取り入れてもらえればいいですよね。
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