中島みゆきコンサートツアー2012〜13 縁会感想 後編

表題通り、中島みゆきのコンサートに行って来ましたので、その感想です。1回では多分終わらないので3回に分けて書きます。

ネタバレ多数のため、お嫌いな方は、以下、読まないでください。

念のため再度書いておきます…。

ネタバレ多数のため、お嫌いな方は、以下、読まないでください。












ここまで来たら大丈夫かと思いますので、では、感想を書かせて頂きます。

前回の紹介した分で「夜の部」は終わり、ここからはまた違う、新たな部が始まりました。とはいえ、休憩等はありませんが。

MCで、「前回歌った曲は普通外すのですが、今回これだけはどうしても歌いたかった」といって…

16.時代
「今はこんなに悲しくて」拍手喝采。毎回歌ってもらっても何ら問題ございません。シングル「恩知らず」はこの曲のためだけに買いました。映画"歌姫"は、最後のこの曲の上映さえ見られれば元を取れると思えました。それほどの名曲です。私が何を言っても「今更」にしかならないでしょうが、何度聞いても良い、何度口ずさんでも良い、最高の名曲だと思いました。近年、地上の星のほうが人気があるようですが、私は時代のほうが歌詞・曲共に好きです。聞いたことがない人(いるのかな？)にはぜひ聞いてもらいたい。
そして、前回は最後に相応しく盛り上がった後奏。今回はさっと切れて…。

17.倒木の敗者復活戦
倒木=東北、と思って聞いている(この解釈、何かのラジオでも言われてましたね)、この名曲が続きます。筆舌に尽くせない感動でした。頭のてっぺんから足の先まで、完全に圧倒されて、もう何も言えない。最高の2曲連続でした。
曲調が静かだから売れないのかも知れませんが、この曲ぜひシングルで売りだしてください。絶対買います。

18.世情
こちらはコーラスが流れた所で拍手。良い曲だと思うんですが、いつも「意味」を考えて、どうしても結論がでなくて、とても難しいと思っている曲です。中島みゆき酒場って、新宿にあったと思うんですが、その名前もこの「世情」でしたね(いったことありません。お酒飲めないから、BARはちょっと…)。
今回、この曲を聞いてみて、なおわからなくなりました。良い曲だと思うけれど、歌詞がどうしても、しっくり来ないのです。

19.月はそこにいる
本編最後は、アルバム「常夜灯」の最後を堂々と締めくくるこの曲でした。まぁ、"エンディング"感満載の曲なので、選ばれて全く変だとは思いませんが。さっきの2曲(時代〜倒木)でほぼ感動を出し尽くしていたつもりだったのですが、また出てきました。
少し、日常に戻っていくような、そんな感じの、終わり方でした。「これからも旅は続く」みたいな。

20.恩知らず
で、最新シングルはアンコールにあるんです。ノリノリの曲なので、アンコールに歌うにはぴったりですね。

21.パラダイス・カフェ
続いてノリノリの曲で、アンコールという感じを強調。アンコールですから、曲が良ければそれでいいという感じです。伝えたいことは、本編で伝わったもの。そんな感じを受けました。

22.ヘッドライト・テールライト
最後は、引き続きシングルから。プロジェクトXの最終回を意識したとしか思えない演出でした。比較的よく聞く曲ですが、やはりいい曲ですね。
これで全曲終わりですが、8/22がシングルorカップリングですから、相当多かったことがわかります。やっぱり、マニアックな人以外のことも考えると、有名曲が多いほうがいいのかなぁ。

最後に、あえて、前回のコンサート以後に出た2つのアルバムから「歌って欲しかった曲」を。実は今回、アルバム"荒野より"からは1曲も歌われていないんですね。

まず、応援歌という意味も込めて「走」をリクエストしたい。倒木辺りと並べば、感動が体からはみ出して見えるようになるのではないか、と思います。
ノリノリという意味で「BA-NA-NA」も。パラダイス・カフェの代わりにこっちにしても良かったんではないのかな、と。

後は、個人的な好みですが「バクです」「ピアニシモ」「スクランブル交差点の渡り方」も歌ってほしかったです。この3曲、どれも「優しい」と思わせる曲ですが、私はこんな曲が好きです。

いずれにせよ、素晴らしいコンサートでした！またの機会に、楽しませてください！