年末に
同窓会に出て
同じ年の奴らと会った
そのはずなのに
彼らは若かった
彼らは元気だった
彼らは輝いていた
同じ年の奴らなのに
いつものように
末席で
幾人かとの話を
楽しんでいたけれど
元気かと聞かれ
元気だと言い切れない自分だった
よくやっているかと聞かれ
良いと言えない自分だった
楽しい同窓会だった
だがしかし
宴の後の寂しさは
いつもより苦かった
彼らと一緒に学んだのに
彼らと一緒に過ごしたのに
5年も経たない間に
私は変わってしまっていた
時の流れの寂しさに
私は抗しきれない
時は流れて
私は変わってしまった
楽しい同窓会だったから
あとの苦さは
まるでブラックコーヒーだった
楽しい同窓会だったから…
懐かしい面々に
声をかけられなかった
私は変わってしまって
その中に入り込めそうになかったから
時は流れて
私は
小石のように転がりながら
今、荒野にいる
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