校庭の前
ふと見ると
サッカー少年たちが
ボールを追いかけていた
彼らはきっと知っている
私の知らない楽しみを
私が知れない楽しみを
知ろうとしない楽しみを
環境が変わるとき
サッカーをしようと
いつも思い立った
結局いつもいつも
私は挫折していたから
私は多分
根っからのスポーツ嫌いで
だから
スポーツの楽しみを
あじわうことは
きっと
ない
だから
彼らは私より
一つ多くの楽しみを
きっと
知っている
子供だから
それが無知を示すか
そこには
明解な答えがあった
私は自転車を走らせた
おそらく彼らは未だ知らぬ
もしかすれば一生知らぬ
私自身の楽しみに向かって
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