気づけば飲んでる
パソコンの時も
ペンの時も
何か読むときも
誰かと話すときも
心辛くて歌に逃げ込むときも
気づけば淹れて
気づけば飲んでる
その日何を淹れるかは
目についたものの時もあるし
味の気分の時もあるし
リクエストの時もあるし
もしかしたら賞味期限
気づけば淹れて
気づけば飲んでる
ふと見ればもう5杯
数時間しかたってないのに
何度もお湯を沸かして
毎回違う産地のもので
何度お湯を汲みに行ったろう
気づけば淹れて
気づけば飲んでる
飲みたいと強く思って飲む時と
気づいて飲んでるとその時は
選ぶお茶が違う
一級と言われるお茶や
自分が好きでも手に入りにくいお茶
初めてのお茶は
居住まいを正す
気づけば淹れて
気づけば飲んでる
そんな紅茶は
私のお茶では格下でも
味は逸品だ
それは邪魔することなく
文書くときに後ろでながれるBGMのように
意識しない美味しさだ
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