横に並んでいた
二つの道
二つとして同じ道はなく
二つの道はやがて離れ
やがては見えなくなってしまう
いくつの道と寄り添ったろう
いくつの道と交わったろう
今ではもう
行方も知らぬ道もあるけれど
振り返れば
道の初めは
もう見えなくなってしまった
振り返れば
道の初めは
遠い記憶の彼方になった
今まで同じだった道は
やがての日に離れ
そしてまた交わろうか
それとももう二度と交わらないのか
道は遠く
先は見えない
別れた道の行く末も
今行く道のずっと先も
もう見えない
奇しくも
道は未知だ
それならば
そのみち幸あれと願わないわけがあろうか
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