祖父は無事に天国についたか
満中陰を迎えた頃は盆
旦那を見送った祖母の姿を見ながら
きっと帰ってきているもう一人の祖母をも偲ぶ
故郷で時は少し淀み
そしてまた流れ出した
心の鬼籍に入った多くの人
本当の鬼籍に入った祖父
未練を一つ一つ減らしながら
法要の帰り道
嘗ての祖母の家の前を通り
通った母校の前を通り
以前の自分の蔭を感じながら
今の自分の歩みをすすめる
話せる人を鬼籍に入れることなく
満足で不足ない時間が続けば一番でも
それは叶うことではない
双肩の荷は重く
前の道はいよいよ遠く
しかし縁はいつか薄れて
万事気嫌よく
大師匠の理想は
私にはまだ及ぶべくない境地
けれどもせめて
私に関ってくれる人をすべて愛して
私はその理想へ歩みたい
歩む不安に
ふと祖父が笑った気がした
ふと祖母が抱きしめてくれた気がした
祖父は天国にたどり着いただろうか
祖母は私の噺を聞いてくれただろうか
私に見えずともきっとそうだと信じている
この道に縁のある全ての人に気嫌よく
そう歩めるよう
本当の鬼籍に入った二人に
見守っていてもらいたい静かな夜
2017年8月11日金曜日
2017年3月31日金曜日
初高座によせて ~落語を始めたワケと高座への意気込みを託して~
自分よりできた人に囲まれて
自分より優秀な人に囲まれて
自分を小さく感じる独りの夜
劣る自分の行く道に
漠とした不安だけしか見出せず
歩みを止めたくなる独りの夜
前へ歩むのは怖いことだ
今この瞬間に安住したい
流れる時を止める術などないのに
安心の今を永遠にと
後ろを向いている
旅立つ若人に声援を
伴侶見つけた友に祝言を
大役全うした先達に気遣いを
関わる全ての人に心を贈るも
私はなんだか気後れしていて
臆病で卑小だから不安を拭えはしないだろう
蒙昧で暗愚だから道に光は見出せぬだろう
立派に歩む人に煌々と輝く光に
自分の道はいよいよその漆黒を顕にする
だから私は笑顔を求めた
自身に留まらぬ周囲の笑顔を
だから私は声を求めた
自身からに留まらぬ周囲からの声を
道の暗さは変わらない
それでも笑顔と笑い声があるなら
まだ幾分か歩みやすいかもしれない
笑い噺を聞き始めた
我が門に福が来るように
笑い噺をやり始めた
道角に福が来るように
私に関わってくれる全ての人に
笑いを届けたい
その笑いが自分の暗さを吹き飛ばしてくれるように
私に関わってくれる全ての人に
心からの声を届けたい
それがいつか自分への心の声に転じるように
自分にお似合いの馬鹿噺を
初めて大勢の人に聞いてもらえる
今、笑いの仮面をつけよう
それがいつか自分の顔になると信じて
周囲を楽しませることは勿論
それが自分の道を照らすと信じて
<お知らせ>
自分より優秀な人に囲まれて
自分を小さく感じる独りの夜
劣る自分の行く道に
漠とした不安だけしか見出せず
歩みを止めたくなる独りの夜
前へ歩むのは怖いことだ
今この瞬間に安住したい
流れる時を止める術などないのに
安心の今を永遠にと
後ろを向いている
旅立つ若人に声援を
伴侶見つけた友に祝言を
大役全うした先達に気遣いを
関わる全ての人に心を贈るも
私はなんだか気後れしていて
臆病で卑小だから不安を拭えはしないだろう
蒙昧で暗愚だから道に光は見出せぬだろう
立派に歩む人に煌々と輝く光に
自分の道はいよいよその漆黒を顕にする
だから私は笑顔を求めた
自身に留まらぬ周囲の笑顔を
だから私は声を求めた
自身からに留まらぬ周囲からの声を
道の暗さは変わらない
それでも笑顔と笑い声があるなら
まだ幾分か歩みやすいかもしれない
笑い噺を聞き始めた
我が門に福が来るように
笑い噺をやり始めた
道角に福が来るように
私に関わってくれる全ての人に
笑いを届けたい
その笑いが自分の暗さを吹き飛ばしてくれるように
私に関わってくれる全ての人に
心からの声を届けたい
それがいつか自分への心の声に転じるように
自分にお似合いの馬鹿噺を
初めて大勢の人に聞いてもらえる
今、笑いの仮面をつけよう
それがいつか自分の顔になると信じて
周囲を楽しませることは勿論
それが自分の道を照らすと信じて
<お知らせ>
達哉んは素人落語家「喜笑亭 算茶子(きしょうてい さんざし)」として、桂文之助落語塾発表会で初高座になります。皆様のお運びをお待ち申し上げております。
2017年1月23日月曜日
叱られたような気がして
私なんかより、ずっとずっと優秀で素敵な若人たちに、多くお会いして、嬉しく楽しい時間を過ごさせていただいています。私があげられているのはただ優しさだけなのに、もらっているものは多く、私には本当に過ぎた方々だと思っております。
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